クールな綾瀬くんと、秘密の愛され同居始めます。



◇◇◇



き、昨日の綾瀬くんは何だったんだろう……。


なんというか……いつもと違う雰囲気は感じたんだけど…。


お風呂上がりだったからかなあ。



「ーーーの」


というか、なんでか最近話してくれること多くなったよね、綾瀬くん。


学校ではお互い“ただのクラスメイト”としての距離を保っているけど、家では学校よりも雰囲気が柔らかい。



…これもなんでだろう?


「……の」


皆目検討がつかない。

こういう時に自分の頭の弱さを痛感するなあ……。



「ーーゆ・め・の!」


「はっ、はい!」


ガタッ、と大きな音を鳴らして立ち上がった先には、こめかみをピクピクさせていかにも怒っているオーラを出している先生。


……そう。今は授業真っ最中だったのだ。


ぜったい今教室にいる全員が見てる。視線が痛い!それにクスクスと笑い声も聞こえるから恥ずかしいよ…。



だけど、そんな恥ずかしさを消してしまうくらい、先生の顔は怖かった。



「夢野。お前、俺の授業を聞かないでボーっとするとはなあ……」


「あ、あはは……」


「………」


「………」


「放課後、居残り。罰として、資料室整理な」


「えええっ」


「えええ、じゃない」


(そ、そんな……)



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