捨てられた令嬢はチートな精霊師となりまして
パタパタと足音がして、厨房に続く扉が開かれる。頭をスカーフで覆ったイオレッタは、料理中だったらしい。
「いらっしゃい……って、どうかしました?」
「いや、マーガレットにこれを届けるよう頼まれた。引っ越し祝いだそうだ」
「わわ、すみません! 庭に薬草畑でも作ろかなーと思って。たぶん、栽培できる薬草の苗をプレゼントしてくれたんですよね」
イオレッタはマーガレットとずいぶん仲良くやっているようだ。すっかりこの街にも馴染んできた。イオレッタを連れてきた身としては一安心である。
「この家、片付け甲斐があるんですよねー、あ、お茶出します。座ってくださいな」
厨房の隣は食堂兼居間。ここに客人を通して、客間にもしているらしい。
「さあさあ座った座った!」
なぜか、ゼルマが楽しそうだ。クライヴの座る椅子を引いてくれ、座面をぽんぽんと叩いて促してくる。
やっぱり、以前に会った時よりずいぶんパワーアップしている。壁をがたがた言わせるだけじゃなくて、物を動かすことができるようになってきた。
「いらっしゃい……って、どうかしました?」
「いや、マーガレットにこれを届けるよう頼まれた。引っ越し祝いだそうだ」
「わわ、すみません! 庭に薬草畑でも作ろかなーと思って。たぶん、栽培できる薬草の苗をプレゼントしてくれたんですよね」
イオレッタはマーガレットとずいぶん仲良くやっているようだ。すっかりこの街にも馴染んできた。イオレッタを連れてきた身としては一安心である。
「この家、片付け甲斐があるんですよねー、あ、お茶出します。座ってくださいな」
厨房の隣は食堂兼居間。ここに客人を通して、客間にもしているらしい。
「さあさあ座った座った!」
なぜか、ゼルマが楽しそうだ。クライヴの座る椅子を引いてくれ、座面をぽんぽんと叩いて促してくる。
やっぱり、以前に会った時よりずいぶんパワーアップしている。壁をがたがた言わせるだけじゃなくて、物を動かすことができるようになってきた。