捨てられた令嬢はチートな精霊師となりまして
真正面から感謝の念を伝えられて、柄にもなく赤面しそうになった。意志の力で顔に集まろうとする血液を断固として下に押し戻したが。
「家にいた頃って友達もあまりいなかったし――あ、知人はいっぱいいたんですけど。今はこうして楽しく同居できる友達も見つかったし」
「やーん、それほどでも」
照れたゼルマは、カップをカタカタ言わせる。だから、ゼルマの前にはカップは必要なかっただろうに。
「――楽しく同居できる友達が見つかって……よかったな……?」
後半あやふやになってしまったのは、ゼルマを友人として認めてしまっていいのかどうかというところだ。
彼女が、悪霊化しないのであれば、これ以上何も言う必要はないのだが。
「クライヴさんこそ、忙しいんじゃないですか?」
「いや、大きな仕事がひとつ、終わったところだからな」
薬草の裏取引をしていた集団については壊滅状態に追い込むことができた。クライヴとしては、もうこれ以上言うことはなにもない。
「よかった」
「家にいた頃って友達もあまりいなかったし――あ、知人はいっぱいいたんですけど。今はこうして楽しく同居できる友達も見つかったし」
「やーん、それほどでも」
照れたゼルマは、カップをカタカタ言わせる。だから、ゼルマの前にはカップは必要なかっただろうに。
「――楽しく同居できる友達が見つかって……よかったな……?」
後半あやふやになってしまったのは、ゼルマを友人として認めてしまっていいのかどうかというところだ。
彼女が、悪霊化しないのであれば、これ以上何も言う必要はないのだが。
「クライヴさんこそ、忙しいんじゃないですか?」
「いや、大きな仕事がひとつ、終わったところだからな」
薬草の裏取引をしていた集団については壊滅状態に追い込むことができた。クライヴとしては、もうこれ以上言うことはなにもない。
「よかった」