捨てられた令嬢はチートな精霊師となりまして
「そうだ。プラディウム王国に行くのなら、スィア湖に回ってみてもよろしいですか?」
と、トラヴィスが口を開く。
「スィア湖? 大精霊がいるとは聞いているが、どうした?」
「近頃、大精霊が精霊神に変化したらしいんです。それを祝って、以前より多くの精霊が集まるようになったのだと聞きました」
新たな精霊と契約しようにも、なぜか、このあたりの精霊は姿を消してしまったので契約のしようもない。だが、スィア湖に行けば、契約できる精霊と会えるかもしれない。
「そうだな。それなら全員で行こう。私も、使えない精霊は契約を解除し、新たな精霊と契約をしてもいいと思っていたのだ」
精霊使いとしての誇りにかけて、ベルライン伯爵家に一体も精霊がいないという状況になってはいけないのだ。
こうして、プラディウム王国への買い付けと共に、スィア湖に向かうことも決められたのだった。
* * *
セルヴィハが、ロシードの住民となって、一週間後のこと。
(セルヴィハってば、すっかりこの町に馴染んでいるわね……)
と、トラヴィスが口を開く。
「スィア湖? 大精霊がいるとは聞いているが、どうした?」
「近頃、大精霊が精霊神に変化したらしいんです。それを祝って、以前より多くの精霊が集まるようになったのだと聞きました」
新たな精霊と契約しようにも、なぜか、このあたりの精霊は姿を消してしまったので契約のしようもない。だが、スィア湖に行けば、契約できる精霊と会えるかもしれない。
「そうだな。それなら全員で行こう。私も、使えない精霊は契約を解除し、新たな精霊と契約をしてもいいと思っていたのだ」
精霊使いとしての誇りにかけて、ベルライン伯爵家に一体も精霊がいないという状況になってはいけないのだ。
こうして、プラディウム王国への買い付けと共に、スィア湖に向かうことも決められたのだった。
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セルヴィハが、ロシードの住民となって、一週間後のこと。
(セルヴィハってば、すっかりこの町に馴染んでいるわね……)