捨てられた令嬢はチートな精霊師となりまして
なぜ、エグバートは、ドラゴンを悪しき存在と決めつけているのだろう。
「セルヴィハさんは、悪しき存在なんかじゃないですよっ!」
イオレッタは思わず前に飛び出した。
セルヴィハは大切な友人。その彼を悪く言われて、許すことなんてできるはずなかった。
「そこの女、邪魔をするな!」
クライヴと違い、エグバートはどうやら相当気が短いらしい。立派な剣を抜いたかと思ったら、イオレッタに向かって切りかかってくる。
「フェオン! お願い!」
『マカセテ!』
風の精霊フェオンを呼び出し、結界を張ってもらう。緑色の蝶がひらりと舞ったかと思うと、エグバートの剣は見えない壁にとめられた。
「な、なんだこれは!」
「兄上! イオレッタには手を出すな!」
エグバートはもう一度剣を振り上げ、クライヴもまた剣を抜く。
周囲でこの様子を見守っていた人達の間から悲鳴があがった。
「クライヴさん、駄目ですってば!」
兄弟で剣を打ち合わせるのは非常にまずい。
「馬鹿馬鹿しい――」
「セルヴィハさんは、悪しき存在なんかじゃないですよっ!」
イオレッタは思わず前に飛び出した。
セルヴィハは大切な友人。その彼を悪く言われて、許すことなんてできるはずなかった。
「そこの女、邪魔をするな!」
クライヴと違い、エグバートはどうやら相当気が短いらしい。立派な剣を抜いたかと思ったら、イオレッタに向かって切りかかってくる。
「フェオン! お願い!」
『マカセテ!』
風の精霊フェオンを呼び出し、結界を張ってもらう。緑色の蝶がひらりと舞ったかと思うと、エグバートの剣は見えない壁にとめられた。
「な、なんだこれは!」
「兄上! イオレッタには手を出すな!」
エグバートはもう一度剣を振り上げ、クライヴもまた剣を抜く。
周囲でこの様子を見守っていた人達の間から悲鳴があがった。
「クライヴさん、駄目ですってば!」
兄弟で剣を打ち合わせるのは非常にまずい。
「馬鹿馬鹿しい――」