捨てられた令嬢はチートな精霊師となりまして
その場の空気を破ったのは、セルヴィハであった。ぐっと頭を持ち上げたかと思ったら、彼はエグバートをにらみつける。
「お主のような弱者に、ドラゴンが退治できると思ったか?」
「セルヴィハ、悪い! こいつは俺がぶん殴ってでも王宮に戻す! こらえてくれ!」
何が起こっているのかまったく理解していないエグバートの前に立ちふさがるようにして、クライヴは叫んだ。
「セルヴィハさん、セルヴィハさん、落ち着いて!」
慌ててイオレッタも、セルヴィハを制止にかかる。だって、ここで王太子殺しなんてしてしまったら、それこそセルヴィハが悪役になってしまう。
「お前達落ち着け。吾輩が、そこの小物に退治されるとでも?」
「誰が小物だ!」
叫んだエグバートは、次の瞬間、剣を振り上げたまま固まった。
セルヴィハの姿が、目の前で消え失せる――かと思ったら、ザッパーンと大きな水しぶきが上がった。上から雨のように降り注いだ水で、エグバートはずぶ濡れになる。
「おお――」
「お主のような弱者に、ドラゴンが退治できると思ったか?」
「セルヴィハ、悪い! こいつは俺がぶん殴ってでも王宮に戻す! こらえてくれ!」
何が起こっているのかまったく理解していないエグバートの前に立ちふさがるようにして、クライヴは叫んだ。
「セルヴィハさん、セルヴィハさん、落ち着いて!」
慌ててイオレッタも、セルヴィハを制止にかかる。だって、ここで王太子殺しなんてしてしまったら、それこそセルヴィハが悪役になってしまう。
「お前達落ち着け。吾輩が、そこの小物に退治されるとでも?」
「誰が小物だ!」
叫んだエグバートは、次の瞬間、剣を振り上げたまま固まった。
セルヴィハの姿が、目の前で消え失せる――かと思ったら、ザッパーンと大きな水しぶきが上がった。上から雨のように降り注いだ水で、エグバートはずぶ濡れになる。
「おお――」