捨てられた令嬢はチートな精霊師となりまして
スィア湖は、近頃新しい精霊神が生まれたという。新しい精霊神の誕生を祝福し、多数の精霊が湖に集まっているという話も聞いた。
もしかしたら、新たな精霊と契約をする機会があるかもしれないと、王都チェスローでの取引帰りにスィア湖に回ったわけだけれど。
まさか、イオレッタがスィア湖にいるとは思ってもいなかった。しかも、一緒にいたのは隣国の王子だ。
「先ほど町で聞いたのだが、第一王子のエグバート殿下もまたこの湖を訪れたそうだ。武者修行中のクライヴ殿下とそこでひと悶着あったらしい」
なんでもエグバートは、この地を荒らそうとしているドラゴンを退治に来たのだが、クライヴによって阻まれたのだという。
「そ、それはとんでもない話ですね……!」
エグバートとクライヴの二人がそろってこの場に来ていたということは、やはりスィア近郊は王家にとっても大切な地ということなのだろう。
「ああ――だからこそ、我々が話をする余地もあると思うのだ。イオレッタは連れ帰らねばならぬ」
もしかしたら、新たな精霊と契約をする機会があるかもしれないと、王都チェスローでの取引帰りにスィア湖に回ったわけだけれど。
まさか、イオレッタがスィア湖にいるとは思ってもいなかった。しかも、一緒にいたのは隣国の王子だ。
「先ほど町で聞いたのだが、第一王子のエグバート殿下もまたこの湖を訪れたそうだ。武者修行中のクライヴ殿下とそこでひと悶着あったらしい」
なんでもエグバートは、この地を荒らそうとしているドラゴンを退治に来たのだが、クライヴによって阻まれたのだという。
「そ、それはとんでもない話ですね……!」
エグバートとクライヴの二人がそろってこの場に来ていたということは、やはりスィア近郊は王家にとっても大切な地ということなのだろう。
「ああ――だからこそ、我々が話をする余地もあると思うのだ。イオレッタは連れ帰らねばならぬ」