捨てられた令嬢はチートな精霊師となりまして
そう叫んだかと思ったら、セルヴィハはぐんと速度を上げた。イオレッタは唇を引き結んで悲鳴をこらえる。
(結界、張ってくれたんじゃなかったの……?)
頬に吹き付ける風は、こんなにも激しい。結界を張っていたら、こんなに風が吹きつけることはないような気がする。
馬車なら半日かかる場所も、空から行けばあっという間だ。セルヴィハが不意に首を下に向けた。
「前方に精霊が集まっているのが見える。スィア湖の手前で止めるぞ」
「わ、わかった。わかりましたけどっ!」
上昇した時と同じように、急にがくんとセルヴィハは降下する。
イオレッタの目にもベルライン伯爵家の馬車が大急ぎでスィア湖に向かっているのが見えた。イオレッタの目には、馬車の周囲を精霊達が取り囲んでいるのが見える。
「あの馬車に引き寄せられているようだ」
と、セルヴィハ。
『イオレッタ、あの馬車まずいよ! 僕、とめてこようか?』
耳元で、アルディの声がする。
「お願いしていいかしら」
(結界、張ってくれたんじゃなかったの……?)
頬に吹き付ける風は、こんなにも激しい。結界を張っていたら、こんなに風が吹きつけることはないような気がする。
馬車なら半日かかる場所も、空から行けばあっという間だ。セルヴィハが不意に首を下に向けた。
「前方に精霊が集まっているのが見える。スィア湖の手前で止めるぞ」
「わ、わかった。わかりましたけどっ!」
上昇した時と同じように、急にがくんとセルヴィハは降下する。
イオレッタの目にもベルライン伯爵家の馬車が大急ぎでスィア湖に向かっているのが見えた。イオレッタの目には、馬車の周囲を精霊達が取り囲んでいるのが見える。
「あの馬車に引き寄せられているようだ」
と、セルヴィハ。
『イオレッタ、あの馬車まずいよ! 僕、とめてこようか?』
耳元で、アルディの声がする。
「お願いしていいかしら」