捨てられた令嬢はチートな精霊師となりまして
どういうわけか、イオレッタの魔力は多くの精霊にとっては非常に好みの味らしい。目の前の精霊もそうだといいけれど、
差し出したイオレッタの指を舐めた蛇は、わかったというように身体をくねらせた。
『――する。契約。おいしい、魔力』
「……よろしくね。あなたの名前は――ソム」
とたん、イオレッタと蛇の形をした精霊の間に、一本の糸がぴんと張りつめたような気がした。これが、精霊との契約が成立した証。
「では、最初のお願い。このお兄さんが呪いを解くのに合わせて、毒を消すことができるかしら」
『できる。吸い出す、毒、消す』
傷口の上でソムがとぐろを巻いたかと思ったら、クライヴが苦しそうに声をあげた。彼の身体が地面の上で跳ねる。
「イオレッタちゃん、何やってるのさ!」
「何やってるのじゃなくて、さっさと解呪して! タイミングは精霊の方で合わせてくれるから!」
イオレッタの大声に、レオニードは自分の役割を思い出したようだった。膝をつき、クライヴの傷に手を当てる。
差し出したイオレッタの指を舐めた蛇は、わかったというように身体をくねらせた。
『――する。契約。おいしい、魔力』
「……よろしくね。あなたの名前は――ソム」
とたん、イオレッタと蛇の形をした精霊の間に、一本の糸がぴんと張りつめたような気がした。これが、精霊との契約が成立した証。
「では、最初のお願い。このお兄さんが呪いを解くのに合わせて、毒を消すことができるかしら」
『できる。吸い出す、毒、消す』
傷口の上でソムがとぐろを巻いたかと思ったら、クライヴが苦しそうに声をあげた。彼の身体が地面の上で跳ねる。
「イオレッタちゃん、何やってるのさ!」
「何やってるのじゃなくて、さっさと解呪して! タイミングは精霊の方で合わせてくれるから!」
イオレッタの大声に、レオニードは自分の役割を思い出したようだった。膝をつき、クライヴの傷に手を当てる。