捨てられた令嬢はチートな精霊師となりまして
タデウスが、こちらを向くと、レオニードが立てた指を口元に当てた。黙っていろという合図を理解したらしく、そのまま頭を下げる。
「クライヴを助けてくださって、ありがとうございます」
「いえ」
にっと笑ったタデウスの笑顔がまぶしい。不意に気になった。この三人、どういう経緯でパーティーを組んだのだろう。
「タデウスさんの方はどうでした?」
「逃げられました。傷を負わせた者もいたのですが――逃げられないと悟ると、自害されてしまって」
「自害……?」
どうして、そこまでしたのだろう。
その疑問を口にしかけ、でもそこでイオレッタも口を閉じてしまった。
――だって。
どう考えても普通じゃない。B級冒険者ともなると、あちこちで恨みを買うだろうから、襲撃されるのはありえない話ではない。
だが、それならもっと単純。逃げられないと知っても、自害まではしない。冒険者同士の争いなら、せいぜい数年鉱山で労働すれば問題解決。冒険者には復帰できないとしても、自害するほどのことじゃない。
「クライヴを助けてくださって、ありがとうございます」
「いえ」
にっと笑ったタデウスの笑顔がまぶしい。不意に気になった。この三人、どういう経緯でパーティーを組んだのだろう。
「タデウスさんの方はどうでした?」
「逃げられました。傷を負わせた者もいたのですが――逃げられないと悟ると、自害されてしまって」
「自害……?」
どうして、そこまでしたのだろう。
その疑問を口にしかけ、でもそこでイオレッタも口を閉じてしまった。
――だって。
どう考えても普通じゃない。B級冒険者ともなると、あちこちで恨みを買うだろうから、襲撃されるのはありえない話ではない。
だが、それならもっと単純。逃げられないと知っても、自害まではしない。冒険者同士の争いなら、せいぜい数年鉱山で労働すれば問題解決。冒険者には復帰できないとしても、自害するほどのことじゃない。