捨てられた令嬢はチートな精霊師となりまして
「ほら、そっちも私に何か秘密にしておいてほしいことがあるから、お互い秘密はまもろーぜ、みたいな……違いました?」
 クライヴの肩が落ちている。想定外のことを口にしていたらしい。
「俺達の方は、君に制約をかけるつもりはない。ただ、君の精霊の数は異常だろう? 俺のために、レオニードの前でその秘密を明らかにしてしまった。俺達も、レオニードから話は聞いている」
「あー……たしかに、レオニードさんも事情を説明しないわけにはいかないですよねえ」
 クライヴの回復が異常なのは、クライヴ本人もタデウスも瞬時に理解するはず。
 となれば、レオニードも事実を告げないわけにはいかないだろう。それはかまわない。
 精霊使いが一度に契約できるのは一体、せいぜい二体である。契約を解除して新たな精霊を求めることはあっても、同時に多数の精霊と契約するのは難しい。
 三体の精霊と契約していたら、すさまじい使いを持つ精霊使いで、四体と契約していたら伝説レベル。
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