仲良し地味くんは私の隠れ護衛でした。
「あーでも、椎名さんの方が可愛いかな。」

「えっ?えええ!?」

「椎名さんってさ、すごく顔に出やすいよね。喜んでる時とか、尻尾振ってる犬みたい」

「そ、それって褒めてるの?」

「うん、すげー可愛いって褒めてる」

「っ……!!」


し、忍くん急にどうしちゃったんだろう……?

そんなこと言われたら、ドキドキしてたまらない……!!


「顔真っ赤だよ?大丈夫?」

「えっ?う、うん……!!」

「ちょっとおでこ出して」

「へっ?う、うん……?」


よくわからなくて、止まった。

すると忍くんの手が伸ばされて、私の前髪を上に上げる。

そして……コツンとおでこがぶつかり合った。


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