仲良し地味くんは私の隠れ護衛でした。
「俺、絶対に千幸をお嫁さんにしたいから」
「へっ?う、うん……!」
嬉しい……!
「だから、絶対に他の男のところ、行ったらだめだよ?」
「うん!じゃあ忍くんもね!」
「当たり前」
ぽんぽんと頭を撫でられる。
心地よくて、笑みが溢れた。
これから、ずっと忍くんと一緒にいられるんだ……!!
そう思うと、なんだかとてもワクワクしてきた。
たくさん楽しい思い出を作れるなんて、すごく嬉しい!
それから私たちは楽しくお話をした。
それはもうたくさん。くだらない話もした。
ただ楽しくて仕方がない中、もう夕方になったので忍くんの車で送ってもらうことに。
「今日はありがとう」
「ううん、また来てね」
「うん!」
自分のおうちについて、そうお別れの言葉を放つ。
「夜、連絡していい?」
「うん!」
メールのお約束もして、ルンルン気分でバイバイをした。