推しは策士の御曹司【クールな外科医と間違い結婚~私、身代わりなんですが!】スピンオフ
次の日
私は仕事帰りの芽愛ちゃんを捕まえてファミレスに誘い、怒涛のバレンタインデーの話をすると、芽愛ちゃんは完全に固まってしまい、しばらく言葉も動きもなくバグってしまった。素の驚き顔がお面のようだ。
「芽愛ちゃん。大丈夫?」
目の前で手をひらひらさせて確認すると、ハッと現実に戻ったのか私の手をギュッと力強く握ってくる。
「ブルガリはどうなった?」
目を血走らせ私に聞いてくる。いや、そこかいっ!!!
「お偉いさんたちのチャリティーがあるんだって。そこに出品するみたい」
「私が欲しかった!!!」
「そこはあきらめましょう」
「どんないわくつきの品でも大丈夫なのにぃ。もう、もったいないー!」
本音だだ漏れです。
「そんな感じになりました。芽愛ちゃんにはお世話になりました」
ペコっと頭を下げると芽愛ちゃんは大きなため息をして「よかったー」と声を出してくれた。
「逆転大ホームランきたね」
「まだ実感わかないけど」
推しにベタベタされるのは、とっても不思議な気持ちです。