絶対にずっと好きだと証明しましょう
前菜をあらかた食べ終わり、ワインを飲みながら今日はどこに行っていたのかとユーゴに聞かれた楓は夢の島だと答えて、パンツのポケットに入れていた熱帯植物館のチケットを取り出して見せた。
チケットを見たりか子は「わあ懐かしい。樹君、ここ好きだよね」と目を輝かせた。
そうなのかと隣の樹を見てから楓は訊ねた。
「りか子さんも行ったことあるんですか?」
「うん、樹君に誘われて」
ね、とりか子が樹に柔らかな視線を向ける。
楓の頭の中に慣れた様子でホテルにチェックインする樹の姿が映し出される。
ユーゴが2人の思い出話を断ち切るように、いや断ち切るために「このクソ暑いのに熱帯植物館かよ」と間に入る。
それを受けて楓が「て、私も思いましたけど、東南アジアにバケーションに行ったと思えば」と自分たちの今日のデートに話を戻した。
「楓ちゃん、ポジティブだね」
「ポジティブと言えば、私、楓ちゃんにすっごい聞きたいことがあるんだけど、いいかな」
話がまたりか子によって思わしくない方向にそれていく。
「なんでしょう?」
「『ずっと好き』って、どうやって証明するの?」
おい、とユーゴが横からりか子のシャツを引っ張るが、彼女は構わず興味津々の目を楓に向けている。
楓は戸惑いユーゴを見た。
「ごめん、俺が話した」
楓も樹に「ごめんなさい、樹に告白したときのことをユーゴさんに話しちゃったの」と謝った。
話さなければよかったと後悔する。
場の空気など読まないりか子はそれでね、と好奇心旺盛な目で続けた。
チケットを見たりか子は「わあ懐かしい。樹君、ここ好きだよね」と目を輝かせた。
そうなのかと隣の樹を見てから楓は訊ねた。
「りか子さんも行ったことあるんですか?」
「うん、樹君に誘われて」
ね、とりか子が樹に柔らかな視線を向ける。
楓の頭の中に慣れた様子でホテルにチェックインする樹の姿が映し出される。
ユーゴが2人の思い出話を断ち切るように、いや断ち切るために「このクソ暑いのに熱帯植物館かよ」と間に入る。
それを受けて楓が「て、私も思いましたけど、東南アジアにバケーションに行ったと思えば」と自分たちの今日のデートに話を戻した。
「楓ちゃん、ポジティブだね」
「ポジティブと言えば、私、楓ちゃんにすっごい聞きたいことがあるんだけど、いいかな」
話がまたりか子によって思わしくない方向にそれていく。
「なんでしょう?」
「『ずっと好き』って、どうやって証明するの?」
おい、とユーゴが横からりか子のシャツを引っ張るが、彼女は構わず興味津々の目を楓に向けている。
楓は戸惑いユーゴを見た。
「ごめん、俺が話した」
楓も樹に「ごめんなさい、樹に告白したときのことをユーゴさんに話しちゃったの」と謝った。
話さなければよかったと後悔する。
場の空気など読まないりか子はそれでね、と好奇心旺盛な目で続けた。