絶対にずっと好きだと証明しましょう
店を出ていく2人の背中を見送ってからユーゴは隣でオリーブに手を伸ばしているりか子を見た。
「君の目的は楓ちゃんに嫌がらせをすることだったの?」
「まさか。ただ知りたかったから聞いただけよ」
りか子は緑色のオリーブを口に入れ、ボトルに残っていたワインを自分のグラスに全部注いだ。
ポーカーフェイスの樹が食事の途中で店を出ていくほどに苛立たせたことなどまるで気にしていないようだ。
「そうか、じゃあ俺も知りたい。やっぱりシャワー?ってどういう意味だ?」
ワイングラスを親指でさすりながらりか子は首を傾げた。
「私も樹君と植物館の帰りにホテルでシャワーを浴びたってこと」
ユーゴはりか子が樹を気にいっていることはわかっていたが、まさかそうした関係があったとは思わなかった。
「いつ?」
りか子は少しためらってから、父親と樹の母が別れることになって家を出る前だと答えた。
「お別れだからデートしようって言ったら夢の島の植物館に行きたいって。そんなのすぐ忘れられそうでつまらないじゃない。だから、誘ったの。気分が悪くなったから休みたいって言って」
「その時にはもう俺と付き合っていたよな」
「今さらだけどごめんなさい」
「その後も二股かけていたのか」
「ホテルでね、少し横になってさっぱりしたいからって言ってシャワー浴びて出たら、彼いなかったの。元お姉さんへ、さようならってメモが残っていたわ」
「失敗したわけだ。だから楓ちゃんに嫉妬して思わせぶりなことを言ったのか。まだ好きってことか」
「あなたとつき合っているのに?」
「つき合っていたって気持ちがあるかどうかはわからない。樹もそうじゃないかと期待しているのかもしれないけど樹は楓ちゃんが好きだ。あいつは君のもとには戻らないよ」
りか子はふっと視線を落とした。
「樹君が私のもとにいたことなんてないもの」
「君は俺のこと、好きなのかな」
「好きよ」
「でも樹のこともずっと気になっている」
「別れたい?」
「好きだから別れられない。それにさっきも言ったけど樹は君を好きにはならない」
「どうして?」
「あいつは彼氏がいるのに他の男をホテルに誘う女は好みじゃないはずだ」
「そんな女が好みの男なんていないわよ。あなたはそんな女でいいの? 彼氏がいるのに他の男を誘うような女でいいの?」
「もちろんよくない。けど好きだから仕方ない」
「君の目的は楓ちゃんに嫌がらせをすることだったの?」
「まさか。ただ知りたかったから聞いただけよ」
りか子は緑色のオリーブを口に入れ、ボトルに残っていたワインを自分のグラスに全部注いだ。
ポーカーフェイスの樹が食事の途中で店を出ていくほどに苛立たせたことなどまるで気にしていないようだ。
「そうか、じゃあ俺も知りたい。やっぱりシャワー?ってどういう意味だ?」
ワイングラスを親指でさすりながらりか子は首を傾げた。
「私も樹君と植物館の帰りにホテルでシャワーを浴びたってこと」
ユーゴはりか子が樹を気にいっていることはわかっていたが、まさかそうした関係があったとは思わなかった。
「いつ?」
りか子は少しためらってから、父親と樹の母が別れることになって家を出る前だと答えた。
「お別れだからデートしようって言ったら夢の島の植物館に行きたいって。そんなのすぐ忘れられそうでつまらないじゃない。だから、誘ったの。気分が悪くなったから休みたいって言って」
「その時にはもう俺と付き合っていたよな」
「今さらだけどごめんなさい」
「その後も二股かけていたのか」
「ホテルでね、少し横になってさっぱりしたいからって言ってシャワー浴びて出たら、彼いなかったの。元お姉さんへ、さようならってメモが残っていたわ」
「失敗したわけだ。だから楓ちゃんに嫉妬して思わせぶりなことを言ったのか。まだ好きってことか」
「あなたとつき合っているのに?」
「つき合っていたって気持ちがあるかどうかはわからない。樹もそうじゃないかと期待しているのかもしれないけど樹は楓ちゃんが好きだ。あいつは君のもとには戻らないよ」
りか子はふっと視線を落とした。
「樹君が私のもとにいたことなんてないもの」
「君は俺のこと、好きなのかな」
「好きよ」
「でも樹のこともずっと気になっている」
「別れたい?」
「好きだから別れられない。それにさっきも言ったけど樹は君を好きにはならない」
「どうして?」
「あいつは彼氏がいるのに他の男をホテルに誘う女は好みじゃないはずだ」
「そんな女が好みの男なんていないわよ。あなたはそんな女でいいの? 彼氏がいるのに他の男を誘うような女でいいの?」
「もちろんよくない。けど好きだから仕方ない」