絶対にずっと好きだと証明しましょう
そこに樹が戻ってきて「飲むか考えるか、どっちかにしたら」と言われ、楓は中途半端に手にしたままの中ジョッキをテーブルに置いた。
「樹」
「深刻な顔でなに?」
「私、樹のことずっと好きだから」
「え、なに? どういう展開?」
急で今さらの告白に戸惑いを見せながらも、それ、前も聞いたと、樹は照れたように笑った。
ユーゴは「楓ちゃんの愛に掛かっている」と自分でけしかけたくせに「あんまり甘やかさないほうがいいぞー」と、楓の絶対好き宣言に水を差した。
けれどこうなったら何度も何度も宣言して、樹の潜在意識に「ずっと好きだ」と浸透させるのだ。
樹がずっと続く愛を信じられるまで。
そして自分の気持ちが不安に揺らがないように。
楓は自分に誓った。
「樹」
「深刻な顔でなに?」
「私、樹のことずっと好きだから」
「え、なに? どういう展開?」
急で今さらの告白に戸惑いを見せながらも、それ、前も聞いたと、樹は照れたように笑った。
ユーゴは「楓ちゃんの愛に掛かっている」と自分でけしかけたくせに「あんまり甘やかさないほうがいいぞー」と、楓の絶対好き宣言に水を差した。
けれどこうなったら何度も何度も宣言して、樹の潜在意識に「ずっと好きだ」と浸透させるのだ。
樹がずっと続く愛を信じられるまで。
そして自分の気持ちが不安に揺らがないように。
楓は自分に誓った。