時をこえて、またキミに恋をする。
さり気なくボディタッチされたり。


そんな場面を見たら、胸の中がモヤモヤする。


『もっと俺に抱きつけ。それで、顔を埋めろ。そうしたら、だれにも顔は見られねぇから』


あの宗治の優しさは、わたしだけに向けられたもの。

だから、他の女の子には優しくしてほしくない。


…こんなの、ただのヤキモチだってわかってる。


それに宗治が好きなのは都子姫であって、わたしじゃない。

このヤキモチが無駄なことも知っている。


それでもわたしは、宗治のことが気になって気になって仕方がない。

こんな気持ちになるなんて、まるで自分が自分じゃないみたい。



新幹線に乗って2時間ほどで、修学旅行先に到着。

1日目の今日は団体行動で、この地域に関する歴史を学ぶために資料館を見学して、そのあと江戸の町並みを再現したテーマパークへ行った。
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