時をこえて、またキミに恋をする。
幕末剣士、学校へ
「じいちゃんばあちゃん、戻る方法はあるんだろ?教えてくれよ」


立ち上がっていた宗治は、いったん冷静になって座りなおす。


「宗治くんが元の時代へ戻るには、都美の救い人の力が必要じゃ」

「救い人の力…?」

「要は、都美が持つ特殊な力で宗治くんを救うことができるということじゃよ」


おじいちゃんとおばあちゃんの話を聞いて、宗治は隣に座っていたわたしに目を向ける。

そして、めちゃくちゃ嫌そうな表情を浮かべた。


「え〜…。なんでこいつが…」

「…ちょっと!そんなにいやなら、協力してあげないよ!?」

「なんだよ、ニセ姫のくせにっ」

「わたしはお姫さまの偽物じゃなくて、都美!」


たしかに都子姫と瓜二つの顔かもしれないけど、なにも偽物じゃなくてわたしはわたしという1人の人間なんだからっ。
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