俺様御曹司は十二歳年上妻に生涯の愛を誓う
「あっ、大丈夫、気にしてないから、俺の方こそ惑わす態度を取ってしまったのかもしれないから、申し訳ないと思っている」

「では、また明日伺います」

「ああ、よろしく頼むよ」

俺は蓮也の幼稚園に向かった。

美希に久しぶりに会えると思うだけで心が躍る。
解決しなければいけないことは山積みなのに、美希は俺とやり直す選択肢は持っていないかもしれないのに、ただ美希と会える、それだけでほかには何も考えていなかった。

幼稚園に着くと、蓮也は帰りの支度を済ませ、俺を待っていた。

「パパ、本当に迎えにきてくれたんだね」

「当たり前だ、パパは約束は守るよ」

「ママはまだきてないよ」

「そうか」

幼稚園の前であたりを見回しても、美希は現れなかった。

今日は来ないのか。

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