俺様御曹司は十二歳年上妻に生涯の愛を誓う
「うん、楽しかったよ」

そう言って蓮に抱きついた。

「美蓮も、美蓮も」

二人で蓮にくっついた。

「ママもおいでよ」

美希は怒っていたのか、返事をしない。

「ママ、どうしたの?」

蓮は透かさず答えた。

「ママはパパに怒ってるんだよ」

「なんで?」

「ママがあまりにも可愛いくて、お店でみんなに好かれて、パパはヤキモチ妬いたんだ」

「そうだね、ママは可愛いもんね」

「蓮也」

美希は恥ずかしくなって俯いた。

「パパ、ママにごめんねって言わないとだめだよ」

「そうだな」

「美希、ごめんな」

美希はわかっていた、蓮の気持ちを……

自分だってきっと、蓮が若い女性と一緒にいたら同じ気持ちになるだろう。

美希は蓮の肩に手をおいて頬を寄せた。

< 284 / 316 >

この作品をシェア

pagetop