俺様御曹司は十二歳年上妻に生涯の愛を誓う
「ただいま、蓮也、今日はママ、お仕事で参観にいけなくてごめんね」

美希はしゃがみ込んで二人を抱きしめた。

「大丈夫だよ、みんなに蓮也くんのパパかっこいいねって褒めてもらえたよ」

「そう、良かったわね」

そこへリビングから蓮が出迎えてくれた。

「美希、お疲れ様」

「蓮さん、子供達を見てくれてありがとうございました」

「何を言ってるんだ、自分の子供の面倒を見るのは当たり前だ」

美希はてっきりまた参観の後、東條に預けたのかと思っていた。

その時、美蓮が蓮に駆け寄り、おねだりした。

「パパ、美蓮の幼稚園にもきてね」

「ああ、そうだな、美蓮の幼稚園にも行くぞ」

美蓮はジャンプして喜んでいた。

蓮は美希の曇った表情が気になっていた。

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