俺様御曹司は十二歳年上妻に生涯の愛を誓う
何か有れば美希に連絡が行くようになってるはずだ。

蓮はスマホに応対した。

「はい、鏑木です」

「美蓮ちゃんのお父様でよろしいでしょうか」

幼稚園からの連絡は、美希が迎えの時間になっても、こないとのことだった。

「すぐに美蓮を迎えに行きます」

蓮は美希の様子が気になった。

なぜ、迎えにいってないんだ、仕事は美蓮の迎えまでの約束だ。

東條に美蓮の迎えをお願いして、蓮は美希の働いている喫茶店に向かった。

「今日は美希ちゃんは休みを取っていますよ」

蓮は美希が具合でも悪くなったのかと、慌ててマンションに向かった。

「美希、美希」

ドアを開けると美希はいなかった。

どこにいったんだ。

スマホに連絡しても電源が入っていない。

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