君にかける魔法
「ふふっ」

星川さんって意外とそういう子なんだ。
勉強も出来て、美人でなんでも手に入れているような子だと思っていたけど。

「星川さんって可愛らしいんですね」
「…っ、からかってるの!?」
「褒めてます」

色々お話を聞いていたら、助けてあげたくなった。

「私でどうにかなるか分からないけど、ヘアメイクお手伝いします。」
「ほ、ほんと!?神っ!美園さん、ありがとう!」

こんなに必死な子、放って置けるわけが無い。
星川さんの助けになれるかな…


星川さんの笑顔と差し込む夕焼けが
やけに綺麗だった。
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