君にかける魔法
『気づいてたの?』
『気づいてたよ。』
『俺はお前のこと本気だったから』
『ごめんなさい』
『だから1番に望むもの手に入れろよ』
『うんありがとー』
1番に望むもの……
スマホの光が消え、
眠りについた。
ーーーーー
修学旅行当日。
「お姉ちゃん、お土産よろしく!」
「ミコこそ、美味しいお菓子頼んだよ!」
「いってらっしゃーい」
とうとうこの日がやってきた。
妹のミコは別の高校だけど、出発日が被っていた。
ハワイに行くらしい。
海外なんて羨ましい。
海外製のお菓子はあまり食べたことがないから、絶対買ってきてね!と念を押しておいた。
「モモ!」
大通りまで出ると、クルミが車の中から手を振っている。
「じゃあ行くね」と、ミコは自分の集合場所に向かっていった。
荷物が多いから今日は車で学校に向かっていたらしい。
私もクルミが乗っていた車に乗せてもらう。
クルミはお母さん似だなと確信するくらい、クルミのお母さんは顔が似ていた。
お上品な雰囲気はお母さん譲りなんだね。
「あなたが美園さんなのね。」
「はい。」
「クルミの友達なんて、ナツキちゃんくらいと思ってたから…」
「ちょっと、お母さん!」
仲睦まじい親子。
いつもと少し違う、まだまだ10代の女の子という感じのクルミちゃんだった。
『気づいてたよ。』
『俺はお前のこと本気だったから』
『ごめんなさい』
『だから1番に望むもの手に入れろよ』
『うんありがとー』
1番に望むもの……
スマホの光が消え、
眠りについた。
ーーーーー
修学旅行当日。
「お姉ちゃん、お土産よろしく!」
「ミコこそ、美味しいお菓子頼んだよ!」
「いってらっしゃーい」
とうとうこの日がやってきた。
妹のミコは別の高校だけど、出発日が被っていた。
ハワイに行くらしい。
海外なんて羨ましい。
海外製のお菓子はあまり食べたことがないから、絶対買ってきてね!と念を押しておいた。
「モモ!」
大通りまで出ると、クルミが車の中から手を振っている。
「じゃあ行くね」と、ミコは自分の集合場所に向かっていった。
荷物が多いから今日は車で学校に向かっていたらしい。
私もクルミが乗っていた車に乗せてもらう。
クルミはお母さん似だなと確信するくらい、クルミのお母さんは顔が似ていた。
お上品な雰囲気はお母さん譲りなんだね。
「あなたが美園さんなのね。」
「はい。」
「クルミの友達なんて、ナツキちゃんくらいと思ってたから…」
「ちょっと、お母さん!」
仲睦まじい親子。
いつもと少し違う、まだまだ10代の女の子という感じのクルミちゃんだった。