君にかける魔法
ーーーーー
あれ…
私帰り道…

「お、起きたー?」

リビングのソファー。

「身長高いんだし、ここまで運んでくるの重かったんだけど。」
「え?お姉ちゃん?」

記憶、記憶……

「美園さんが途中で倒れたのを電話してくれたんだよー」

向かいのソファーでレモンサワーを飲みながらお姉ちゃんはそういった。

やばい、ほんとに思い出せない。


「お礼言っときなよ、美園さん心配してたんだからねー」

「うん、あ、まだ眠る」
「まずは体調治すことねー」

私はもう一度眠った。

ーーーーー
< 99 / 154 >

この作品をシェア

pagetop