浮気されたら、エリート整形外科医に溺愛されました【完】
脳みそフル回転で言い訳を考えてみたけれど、結局いい案は思い浮かばず夕食は完食。

子どもたちの食事を食べさせてから食器を片付けていると、望さんがキッチンにやって来て冷蔵庫を物色し始めた。


「水姫も、ケーキ食べるよな?」

「えっ……私、今日はちょっとお腹いっぱいで……」

「珍しいね、いつもは食事のあとでもデザート食べているのに。 それより、最近痩せたんじゃないのか?」

「本当ですか!? わかります?」


そう言われたのが嬉しくなって、思わず声を張り上げてしまった。

やった……! やっぱり、目に見えて痩せたことがわかるんだ!!
麗華にアドバイスをもらって、ダイエット頑張ってよかった。

もう少し甘いものも我慢して無理のない範囲内で運動も継続すれば、体型維持も可能かな?

そうやって美意識高めでいれば、望さんだってきっと浮気なんてしないでいてくれるばず。


「私、やっぱり今日はケーキやめときますね」


洗い物を続けながらそう言うと、望さんの表情が一瞬曇ったように思えた。
そして、「はぁ……」とため息をつきながらケーキの箱を抱え、リビングへと戻っていく。

……え? どうして、今ため息をついたの?
私と過ごしてから、一度もそんな風にため息をついたことなんてなかったのに。
< 126 / 142 >

この作品をシェア

pagetop