浮気されたら、エリート整形外科医に溺愛されました【完】
「愛加と愛斗は、今ケーキを食べ終わってテレビを観ているよ」

「そうですか……」


私が落ち込んでいる間、子どもたちのことは望さんがちゃんと面倒を見ていてくれたようだ。

なんとも情けない。 望さんは仕事終わりで疲れていて、私が家事をやって、ゆっくり休んでもらう予定だったのに……私がこんな風になってしまったせいで、全部台無し。


「ごめんなさい……せっかくの、家族の時間なのに」

「いや、構わないよ。 でも、どうしたのか、ちゃんと教えて欲しい」


……やっぱり言わないとダメだよね。
私のダイエットのことも、望さんの浮気のことも。

全部話さないと、なにも解決には向かわない。 家族なんだから、ちゃんと話し合わなきゃ。


「……望さん、浮気してますよね? 水瀬さんと……」

「えっ? 浮気?」


図星……なんだろうか。 声も裏返っていて、いつもより焦っている様子。

浮気しているかもしれないという私の直感は、正しかった?


「最近、望さんの帰りが遅くて……子どもたちが寝て、朝起きる前に出発することが多かったし。 その……ここ最近、望さんとの営みも……なかったので」


言っていて、なんだか悲しくなる。
私に魅力がなくなってしまったことで、こんなにも惨めな気持ちになってしまうのかと思うと、なんだか胸が痛い。
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