浮気されたら、エリート整形外科医に溺愛されました【完】
「でもそれで、どうして浮気していると思ったの?」

「実は私……見に言ったんです。 病院まで」

「えっ? 水姫、来ていたのか?」

「はい。 水瀬さんとすごく仲良さそうに話していたし、水瀬さん、私と話すときと望さんと話すときの態度が全然違って……」


私が偵察に行っていたことに、どうも驚きを隠せない様子の望さん。

それもそうだろう。 隠れてコソコソしていたのが、すべてバレてしまったんだもの。
焦る気持ちも、わからなくはない。


「それで、話の内容聞いたりした……?」

「聞いてません! 悲しくなって、その場からすぐに離れたんです」

「……それならよかったけど」

「どうしてですか!? そうやって思うのは、やっぱり私に聞かれたらいけないってことでしょう!?」

「水姫! ちょっと落ち着いて。 そうじゃない」


思わず立ち上がって、大きな声を張り上げてしまう。
こんな風に望さんの前で感情を(あらわ)にするのは初めてで、足が震えている。


「私……望さんにちゃんと好きな気持ちを取り戻してもらえるように、ダイエットだって頑張っていたんです!!」

「ダイエットって……だからケーキ食べなかったのか?」

「そうですよ! 痩せてキレイになれば、浮気やめてくれるかもしれないって……!」
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