浮気されたら、エリート整形外科医に溺愛されました【完】
急にそんな風に言われてしまって、心臓がドキドキと高鳴る。
真剣に愛情を伝えてくれる望さんの姿は、昔から変わっていない。

真っ直ぐ私の目を見てそう言ってくれる望さんの瞳は嘘をついているような感じではなくて、そして、その美しい瞳にいつも惹きつけられてしまう。


「だから、無駄なダイエットもしなくていい。 俺は、水姫がおいしそうにご飯を食べている姿も好きだよ」

「望さん……」

「だから大丈夫。 水瀬とはなにもない」

「でも……水瀬さん、望さんのこと絶対好きですよ? なんか、見ててそう思ったんです」

「そうかなぁ? 俺はただ、今ちょっと頼みごとはしているけれど、それ以外に深く関わったりはしていないし」


そう言いながら私の唇にそっと触れるだけのキスをする望さん。

……頼みごと? 頼みごとって、いったいなんだろう。 なんだかちょっと、引っかかる。
こういう小さいこと気にするからダメなのかなぁ。

でも、気になることはしかたがない。


「望さん、〝頼みごと〟って……?」

「あ、しまった。 それはまだ言えない」

「えっ!? どうしてですか?」

「もうちょっとしたらわかるから。 それよりさ、水姫もケーキ食べない?」
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