浮気されたら、エリート整形外科医に溺愛されました【完】
それだったら話はわかるけれど、母親である私に相談せずにやることなんてあるのだろうか?


「望さん、今日は結局、どこに行くんですか?」

「それはまだ言えない。 ほら、出かけるから支度して」


望さんに促されて、私は急いでメイクを直した。
どこに行くかを知らされていないから、洋服はちょっとおしゃれめなピンク色のワンピース。

支度が終わると望さんの車に乗り込み、車を出発させた。


「ねぇパパー? どこいくの? おにくやさん?」

「まだ内緒だよ。 それにしても、愛加は本当にお肉が好きだね」

「うん!! おいしいもん! あいか、おおきくなったらおにくやさんでしごとする!」


元気よくそ言う愛加がおかしくて、望さんと顔を見合わせて笑ってしまった。

まさか。 そんな焼肉屋で働きたいと思うほどの焼肉愛を持っていたなんて。
まだ小学生にもなっていない子が、こんな風に夢を語るなんて頼もしいけれど。

私としては、医療関係に就いて欲しいなぁ……って思っているけれど、愛加がやりたい仕事を見つけてくれれば、なにをやってもいいと思う。


「まなとはね、おさかなつりする!」

「おぉ、それは漁師さんだね。 大きい魚釣って、ママにあげる?」

「うん!! あげる!!」


話に釣られた愛斗も、自分の夢を語り始めた。
まだ2歳になったばかりだというのに、ちゃんと自分のなりたいものを言えるのはすごい。
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