偽る恋のはじめかた





「……ゴミ屋敷状態ですけど、掃除してくれますか?」

「もちろん!椎名さんが生きていく環境整備しないとね」

「掃除だけだったら…いいですよ」




桐生課長のことだから、本当に前みたいに掃除だけして帰っちゃいそうだなあ。



そんなことを考えて、何かを期待している自分に気がついた。



……って、なに考えてるんだろう!
邪な気持ちを消し去るように、頭を左右に大きく振った。

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