世界くんの想うツボ〜年下ドS御曹司との甘い恋の攻防戦〜
「その顔だと図星かな。良かった……何年、いや十二年も僕は梅子を見てるんだよ。梅子のことは少なくとも子犬くんよりはわかってるつもりだけどね」
「でも殿村……私、いま御堂くんと……付き合ってるのは事実だし……殿村のこと」
「だから返事は今すぐじゃなくていいって。会社では今まで通り同期として宜しくな。おやすみ。ゆっくり休めよ」
殿村はくしゃっと笑うと私の頭をポンと撫でて直ぐに背中を向けた。
私は殿村が見えなくなるまで見送ると唇にそっと触れる。
(夢じゃない……んだ。殿村が私のこと……それに……キス……)
一度おちついた心臓がまだ音を立てて騒がしくなる。今まで一度も殿村を同期として以外見たことがなかった。まださっきの告白とキスが現実のこととは思えない。
その時またポケットのスマホが震える。もう何度目だろうか。私はようやくポケットからスマホを取り出し相手からのメッセージを確認する。
「ちょっと……」
思わず声が漏れ出た。
不在着信が5件入っている。そしてラインメッセージを開けば世界からのメッセージが10件も入っていた。
さっき届いた最新メッセージを見て、私はすぐに二度文字を目でなぞる。
──『会いたい』
私は夜空に向かってため息を一つ吐き出してからエレベーターへと乗り込んだ。
「でも殿村……私、いま御堂くんと……付き合ってるのは事実だし……殿村のこと」
「だから返事は今すぐじゃなくていいって。会社では今まで通り同期として宜しくな。おやすみ。ゆっくり休めよ」
殿村はくしゃっと笑うと私の頭をポンと撫でて直ぐに背中を向けた。
私は殿村が見えなくなるまで見送ると唇にそっと触れる。
(夢じゃない……んだ。殿村が私のこと……それに……キス……)
一度おちついた心臓がまだ音を立てて騒がしくなる。今まで一度も殿村を同期として以外見たことがなかった。まださっきの告白とキスが現実のこととは思えない。
その時またポケットのスマホが震える。もう何度目だろうか。私はようやくポケットからスマホを取り出し相手からのメッセージを確認する。
「ちょっと……」
思わず声が漏れ出た。
不在着信が5件入っている。そしてラインメッセージを開けば世界からのメッセージが10件も入っていた。
さっき届いた最新メッセージを見て、私はすぐに二度文字を目でなぞる。
──『会いたい』
私は夜空に向かってため息を一つ吐き出してからエレベーターへと乗り込んだ。