世界くんの想うツボ〜年下ドS御曹司との甘い恋の攻防戦〜
──会社を出てから三時間、私たちはようやく現場へと到着した。
トラックを止め、助手席からおりると直ぐに強面の職人たち数人が私達を取り囲んだ。
「一体何時間待たせんだよっ」
(うっ……ものすごい圧だわ)
「施工時間足らないだろうがっ、どうしてくれんだよっ」
「明日は別の現場いかなきゃならねぇんだぞ!」
あちらこちらから辛辣な言葉が飛んでくる。それもそうだ。職人たちは色んな現場を掛け持ちしており、賃金は日当で支払われる場合が多い。今日施工ができなかったらまた明日といったことがスケジュール的にも契約的にも難しいことは重々承知している。
(とりあえず誠心誠意謝らないと……)
「あのっ……」
私が口を開きかけたとき後ろからドスのきいた声が聞こえてくる。
「お前ら、そこまで!」
見ればグレーの作業着姿のゆるくパーマをかけたの金髪の男性がこちらに向かって歩いてくる。
「どうも。田中インテリア産業社長の田中新です。TONTONが今回の責任とって、こいつら達の明日以降の遅れた作業代金払ってくれんだよな?」
社長とはいえ想像よりも随分若い。私は謝罪をしようと唇を開こうとした。
「それは無理っすね」
(ん?何ていった?)
見れば隣の世界が笑みを浮かべている。
「ちょっと御堂くんっ」
世界が一歩前へ歩み寄ると金髪の男性と視線を合わせる。
「随分生意気だな、一発殴ってやろうか?」
「悪いですけど、殴られたら俺も殴り返しますよ?」
「へぇ……じゃあ遠慮なく」
新が大きく右腕を振り上げる。
「あぶない!世界くんっ!!」
トラックを止め、助手席からおりると直ぐに強面の職人たち数人が私達を取り囲んだ。
「一体何時間待たせんだよっ」
(うっ……ものすごい圧だわ)
「施工時間足らないだろうがっ、どうしてくれんだよっ」
「明日は別の現場いかなきゃならねぇんだぞ!」
あちらこちらから辛辣な言葉が飛んでくる。それもそうだ。職人たちは色んな現場を掛け持ちしており、賃金は日当で支払われる場合が多い。今日施工ができなかったらまた明日といったことがスケジュール的にも契約的にも難しいことは重々承知している。
(とりあえず誠心誠意謝らないと……)
「あのっ……」
私が口を開きかけたとき後ろからドスのきいた声が聞こえてくる。
「お前ら、そこまで!」
見ればグレーの作業着姿のゆるくパーマをかけたの金髪の男性がこちらに向かって歩いてくる。
「どうも。田中インテリア産業社長の田中新です。TONTONが今回の責任とって、こいつら達の明日以降の遅れた作業代金払ってくれんだよな?」
社長とはいえ想像よりも随分若い。私は謝罪をしようと唇を開こうとした。
「それは無理っすね」
(ん?何ていった?)
見れば隣の世界が笑みを浮かべている。
「ちょっと御堂くんっ」
世界が一歩前へ歩み寄ると金髪の男性と視線を合わせる。
「随分生意気だな、一発殴ってやろうか?」
「悪いですけど、殴られたら俺も殴り返しますよ?」
「へぇ……じゃあ遠慮なく」
新が大きく右腕を振り上げる。
「あぶない!世界くんっ!!」