世界くんの想うツボ〜年下ドS御曹司との甘い恋の攻防戦〜
「真面目っすねー。はい、業務終了。今から梅子さんは上司じゃなくて俺の彼女ですね」

きっともう私は世界に恋をしている。
それもただの恋じゃない。
人生で最後の恋。

私はポケットからハンカチを取りだすと世界の頬の汚れをハンカチでそっと拭き取った。

「え?ついてた?恥ずかし……」

「ううん、頑張った証だね」

「あ。俺、梅子さんのその顔好き」

世界が瞳をそらさず嬉しそうに笑う。思わず私も笑っていた。

(私も世界くんの笑った顔大好きだよ……)

大人の恋の説明書通りにならなくてもかまわない。一度始まったチグハグな恋の現場はもう施工完了までもうだれにも止められない。

「世界くん……お疲れさま……」

私は世界の唇に初めて自分からキスを落とす。ゆっくりと重ねて離せば、すぐに世界が私の身体ごと抱き寄せた。

「もっかい」

私は世界からの触れるだけのキスに難解な恋の図面を重ねていた。
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