世界くんの想うツボ〜年下ドS御曹司との甘い恋の攻防戦〜
「あれ……世界くん?ごめん、そんなに痛かった?」
黙りこくっている俺をみて梅子が申し訳なさそうにしている。
「あ、大丈夫っすよ」
(顔も名前もわかんない梅子さんの初体験相手にヤキモチ妬いたとか……さすがに言えるかよ……)
「そっか……あの……ところでなんだけどね、世界くん何食べたい?」
「え?」
一瞬聞き間違えかと思った。梅子が少し俯きながら小さく言葉を発する。
「たまには、私が作ってあげようかなって……世界くんより全然上手じゃないけど」
(やっば。年上彼女からの初めてのご飯……)
「それって梅子さん家行ってもいいってこと?ご飯食べていいってこと?ついでに梅子さんも食べていいってこと?」
梅子の大きな目が急にきゅっと細くなった。
「ご飯だけに決まってるでしょ」
俺は嬉しくて繋いだ掌の指先を絡めた。梅子は困ったような顔をしているが苦情を言ってこないのならば容認案件なのだろう。そしてマンションのエントランスに到着した途端、梅子が俺から掌を解いた。
「……殿村……」
梅子の声に殿村は座っていたエントランスの花壇脇から立ち上がると真っすぐにこちらにやって来る。
「梅子お疲れ様」
殿村は俺の方を一切見ない。
黙りこくっている俺をみて梅子が申し訳なさそうにしている。
「あ、大丈夫っすよ」
(顔も名前もわかんない梅子さんの初体験相手にヤキモチ妬いたとか……さすがに言えるかよ……)
「そっか……あの……ところでなんだけどね、世界くん何食べたい?」
「え?」
一瞬聞き間違えかと思った。梅子が少し俯きながら小さく言葉を発する。
「たまには、私が作ってあげようかなって……世界くんより全然上手じゃないけど」
(やっば。年上彼女からの初めてのご飯……)
「それって梅子さん家行ってもいいってこと?ご飯食べていいってこと?ついでに梅子さんも食べていいってこと?」
梅子の大きな目が急にきゅっと細くなった。
「ご飯だけに決まってるでしょ」
俺は嬉しくて繋いだ掌の指先を絡めた。梅子は困ったような顔をしているが苦情を言ってこないのならば容認案件なのだろう。そしてマンションのエントランスに到着した途端、梅子が俺から掌を解いた。
「……殿村……」
梅子の声に殿村は座っていたエントランスの花壇脇から立ち上がると真っすぐにこちらにやって来る。
「梅子お疲れ様」
殿村は俺の方を一切見ない。