世界くんの想うツボ〜年下ドS御曹司との甘い恋の攻防戦〜
私は殿村とマンションの中庭に一つだけあるベンチに腰掛ける。殿村は人一人分のスペースを空けてから私の隣に座った。
「悪いな、遅くに時間取らせて、これ」
差し出されたのはいつものココアだった。
「ごめん、少し冷めてるけど」
「あ、ありがとう」
私は殿村の大きな掌からココアを受け取る。殿村がジャケットのポケットに入れていたとはいえ、ココアは確かにぬるくなっている。殿村はいつから私を待っていてくれたんだろうか。私はキャップを捻ると疲れた脳みそを癒すように甘いココアを注いでいく。
「甘くておいしい……」
殿村が私がココアを飲む姿を見ながらふっと笑った。
「疲れたよな、今日は僕の担当先なのに納品に行ってくれて悪かった。工場まで引き取りに行ったって……森川さんからも聞いてたから」
「ううん、こっちこそ……私のミスで田中インテリアさんにご迷惑かけてしまってごめんなさい」
「梅子のせいじゃないよ。それをいうなら営業担当の俺のミスだから」
「それは違う、殿村のせいじゃない」
殿村の掌が私の頭に触れた。
「一応僕からも田中社長に連絡しておいたけど怒られなかったか?」
「あ……うん。田中社長が御堂くんの高校の時の先輩で、御堂くん施工できるから現場施工手伝ってくれて……現場工程予定通り終われたから……」
「……そうか、アイツ施工もできるんだな」
「うん。確か……殿村もできるわよね?」
殿村も確か電気工事施工管理技士の資格を持っており施工についての知識と経験は豊富なはずだ。
「悪いな、遅くに時間取らせて、これ」
差し出されたのはいつものココアだった。
「ごめん、少し冷めてるけど」
「あ、ありがとう」
私は殿村の大きな掌からココアを受け取る。殿村がジャケットのポケットに入れていたとはいえ、ココアは確かにぬるくなっている。殿村はいつから私を待っていてくれたんだろうか。私はキャップを捻ると疲れた脳みそを癒すように甘いココアを注いでいく。
「甘くておいしい……」
殿村が私がココアを飲む姿を見ながらふっと笑った。
「疲れたよな、今日は僕の担当先なのに納品に行ってくれて悪かった。工場まで引き取りに行ったって……森川さんからも聞いてたから」
「ううん、こっちこそ……私のミスで田中インテリアさんにご迷惑かけてしまってごめんなさい」
「梅子のせいじゃないよ。それをいうなら営業担当の俺のミスだから」
「それは違う、殿村のせいじゃない」
殿村の掌が私の頭に触れた。
「一応僕からも田中社長に連絡しておいたけど怒られなかったか?」
「あ……うん。田中社長が御堂くんの高校の時の先輩で、御堂くん施工できるから現場施工手伝ってくれて……現場工程予定通り終われたから……」
「……そうか、アイツ施工もできるんだな」
「うん。確か……殿村もできるわよね?」
殿村も確か電気工事施工管理技士の資格を持っており施工についての知識と経験は豊富なはずだ。