世界くんの想うツボ〜年下ドS御曹司との甘い恋の攻防戦〜
(やば、心臓出そうっていうか止まりかねねぇな)

俺は梅子をダブルベットにそっと座らせると、そのままトンと軽く押し倒した。どくんどくんと血液が心臓をすっ飛ばして身体中をめぐって熱い。ベッド脇のカーテンの隙間から、月の光だけが数本差し込んで梅子の頬を照らす。梅子は俺に組み伏せられたまま、抵抗することなく俺の瞳をみて直ぐに逸らした。

「……抵抗、しないんすね」

「……どうせ噛みつかれるから」

「よくわかってんじゃん」

俺はスウェットの上を脱ぐとぽいと放り投げた。すぐに梅子が俺の首元をじっと眺めた。

「なに?」

直ぐに《《あれ》》かなと思ったが俺はあえて梅子に訊ねた。いままでも関係を持った女の何人かに指摘されたことがある。

「べ、別に……なんでもない」

「そんな色っぽいすか?俺のホクロ」

俺が鎖骨のホクロを人差し指で指させば梅子の目が大きくなる。
俺はぷっと笑った。

「女の人って結構、男の首元って見るんすね」

「見てないからっ」

「嘘つけ。ねぇ俺にも痕つけてよ」

「何言って……」

「さき梅子さんね」

俺は梅子のスウェットの中に片手を潜り込ませると直ぐにブラのホックを外した。
そっと膨らみにふれれば梅子が控えめに声を漏らす。俺は梅子のスウェットを肩までまくり上げると鎖骨に噛みついた。

「ンッ……」

梅子の痛みを堪える顔と白い素肌についた噛み痕に欲情してくる。

「……ねぇ俺にも早くつけてよ、梅子さんのシルシ」

梅子の唇に肩を寄せれば、梅子が細い掌でそっと俺の鎖骨をなぞった。その戸惑った顔と紅潮した頬にゾクッとする。

「はやく」

梅子の唇が俺の鎖骨に触れると同時にチクンと針を刺したように痛んだ。

「ふっ……おそろい」

俺はそういうと直ぐに梅子のスウェットのズボンに手を掛けて脱がすと足の間に指先を滑り込ませる。
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