世界くんの想うツボ〜年下ドS御曹司との甘い恋の攻防戦〜
「はぁ……今日は一段と疲れたな……」
久しぶりにバスタブにお湯を溜めるとミルクバスにして、私はぶくぶくと口元まで浸かる。今日だけは、ミルクバスの白色が私のため息を溜めたように見えてくる。再度ため息を吐こうとして唇を閉じると、私は浴室の天井を見上げた。
「見積対決か……」
あの後、いつものように通常業務をこなし、残業時間になってから速攻で都市開発の図面と睨めっこしてトイレセット、洗面化粧台、大理石カウンター、電気温水器など、TONTONで扱っている商品を拾い出しを四分の一までしたあたりで目がかすんできた為、会社を後にした。
電車の中でスマホを開けば案の定、世界から何時に帰って来るのかLINEが来ていたが、見積対決のことを言うわけにもいかず私は「遅くなるからまた明日ね」と返した。
「……勝算あるのかな……出来レースの上に経理未経験の私……」
私は濡れた髪をかき上げながらバスタブの淵に頬杖を突いた。
「でもまさか……世界くんが社長の前で私との契約交際のこと言ってたなんて……」
世界が由紀恵と心奈の前で私との交際を話した時は、まだ本当に《《ただの》》契約交際真っ只中だったはずだ。それなのに由紀恵と心奈の前でちゃんと私との真剣交際を宣言をしていた、世界の気持ちは素直に嬉しかった。
「頑張らなきゃね」
もし今回の見積対決で心奈よりも良いものができたのなら、世界との交際を由紀恵に認めてもらえる絶好の機会でもある。それに自分にも少しだけが自信がつくような気がする。私は今までもきっと心のどこかで、世界のそばにいてもいいんだという正当な理由を欲していたと思うから。
「はぁ……とりあえずお風呂あがったら図面もう少し見よ」
私はザバッと音を立てながらバスタブから立ち上がる。そしてお気に入りの暴れすぎ将軍の印籠マークの付いたスウェットを身に着け、頭にタオルを巻きつけながら浴室扉を開いた。
「ふう、気持ちよ……」
「長風呂っすね。待ちくたびれたし」
「きゃあ!」
久しぶりにバスタブにお湯を溜めるとミルクバスにして、私はぶくぶくと口元まで浸かる。今日だけは、ミルクバスの白色が私のため息を溜めたように見えてくる。再度ため息を吐こうとして唇を閉じると、私は浴室の天井を見上げた。
「見積対決か……」
あの後、いつものように通常業務をこなし、残業時間になってから速攻で都市開発の図面と睨めっこしてトイレセット、洗面化粧台、大理石カウンター、電気温水器など、TONTONで扱っている商品を拾い出しを四分の一までしたあたりで目がかすんできた為、会社を後にした。
電車の中でスマホを開けば案の定、世界から何時に帰って来るのかLINEが来ていたが、見積対決のことを言うわけにもいかず私は「遅くなるからまた明日ね」と返した。
「……勝算あるのかな……出来レースの上に経理未経験の私……」
私は濡れた髪をかき上げながらバスタブの淵に頬杖を突いた。
「でもまさか……世界くんが社長の前で私との契約交際のこと言ってたなんて……」
世界が由紀恵と心奈の前で私との交際を話した時は、まだ本当に《《ただの》》契約交際真っ只中だったはずだ。それなのに由紀恵と心奈の前でちゃんと私との真剣交際を宣言をしていた、世界の気持ちは素直に嬉しかった。
「頑張らなきゃね」
もし今回の見積対決で心奈よりも良いものができたのなら、世界との交際を由紀恵に認めてもらえる絶好の機会でもある。それに自分にも少しだけが自信がつくような気がする。私は今までもきっと心のどこかで、世界のそばにいてもいいんだという正当な理由を欲していたと思うから。
「はぁ……とりあえずお風呂あがったら図面もう少し見よ」
私はザバッと音を立てながらバスタブから立ち上がる。そしてお気に入りの暴れすぎ将軍の印籠マークの付いたスウェットを身に着け、頭にタオルを巻きつけながら浴室扉を開いた。
「ふう、気持ちよ……」
「長風呂っすね。待ちくたびれたし」
「きゃあ!」