世界くんの想うツボ〜年下ドS御曹司との甘い恋の攻防戦〜
「うん。その時も震える掌をその課長が握ってて、梅子が少しだけほっとしたような顔をしてたから……」
「そんな前のことを覚えててくれたんだね……」
「……梅子のこと、ずっと見てたから……見てるだけでもよかったのにな、いつからか欲しくなった。僕が気持ちを伝えることで梅子が困るの分かってたのにな。ほら、いい加減エレベーター乗らなきゃな」
「あ……うん」
「あと、御堂にちゃんと言えよ」
「え?」
「……恋人なんだろ?ちゃんと良いことも悪いことも嬉しかったことも悲しかったこともなんでも共有して二人で支え合っていかなきゃな。年下だからと遠慮しなくていい。分かったか?」
殿村は私の返事を期待していなかったのか、頭をポンと撫でると唇の端を引き上げた。そして一階に降りてきて止まったままだったエレベーターの扉を再び開くと、殿村が手を引いた。
3階に着くといつものようにチンッと音が鳴ってエレベーターの扉がゆっくりと開く。
目を見開いたのは、私も殿村もほぼ同時だった。
「……世界、くん……」
「そんな前のことを覚えててくれたんだね……」
「……梅子のこと、ずっと見てたから……見てるだけでもよかったのにな、いつからか欲しくなった。僕が気持ちを伝えることで梅子が困るの分かってたのにな。ほら、いい加減エレベーター乗らなきゃな」
「あ……うん」
「あと、御堂にちゃんと言えよ」
「え?」
「……恋人なんだろ?ちゃんと良いことも悪いことも嬉しかったことも悲しかったこともなんでも共有して二人で支え合っていかなきゃな。年下だからと遠慮しなくていい。分かったか?」
殿村は私の返事を期待していなかったのか、頭をポンと撫でると唇の端を引き上げた。そして一階に降りてきて止まったままだったエレベーターの扉を再び開くと、殿村が手を引いた。
3階に着くといつものようにチンッと音が鳴ってエレベーターの扉がゆっくりと開く。
目を見開いたのは、私も殿村もほぼ同時だった。
「……世界、くん……」