世界くんの想うツボ〜年下ドS御曹司との甘い恋の攻防戦〜
カレンダーを見れば今日は木曜日だ。私は吐いても吐いても出てくるため息を意識的に飲み込んだ。
(世界くん、帰国したかな……)
世界が韓国出張に行ってからあっという間に四日経った。もうあの日、世界の部屋を飛び出してから六日間、世界とは一度も連絡を取っていないし向こうからの連絡もない。
「……今頃どこで何してるんだろう……」
いまからすぐに自宅マンションに帰れば世界に会えるかもしれないと思うと、叩き続けていたパソコンの手が止まる。
「つかれたな……」
オフィスの窓の外は勿論星が瞬いていて、見積課には私以外誰もいない。壁掛け時計に目を遣れば21時を回っている。スマホを持ち上げて、私は首を振った。
(ダメダメ。今は見積対決に勝つことだけを考えないと……)
私は手元の図面に目を通しながら作成した見積と照らし合わせていく。日々の業務が多忙な上に世界が異動になったことも重なって私の業務はこの数日1.5倍に膨れ上がっていた。
正直何度も諦めそうになったが、そのたびに世界の顔を思い出して何とかここまで頑張ることができた。掛け率の入力、人件費の計算、粗利益率の算出、原価計算も終わり、あとは見直して金庫に提出しデータを社長にとばすだけだ。
「良かった……ギリギリ間に合いそう……」
心奈との勝負の行方がかかっているこの見積の提出締め切りは明日金曜日の9時まで。今日は気の済むまで後悔のないよう、とことんこの見積りに向き合いたい。何ならここで朝を迎えても構わない。
──ガチャ。
(世界くん、帰国したかな……)
世界が韓国出張に行ってからあっという間に四日経った。もうあの日、世界の部屋を飛び出してから六日間、世界とは一度も連絡を取っていないし向こうからの連絡もない。
「……今頃どこで何してるんだろう……」
いまからすぐに自宅マンションに帰れば世界に会えるかもしれないと思うと、叩き続けていたパソコンの手が止まる。
「つかれたな……」
オフィスの窓の外は勿論星が瞬いていて、見積課には私以外誰もいない。壁掛け時計に目を遣れば21時を回っている。スマホを持ち上げて、私は首を振った。
(ダメダメ。今は見積対決に勝つことだけを考えないと……)
私は手元の図面に目を通しながら作成した見積と照らし合わせていく。日々の業務が多忙な上に世界が異動になったことも重なって私の業務はこの数日1.5倍に膨れ上がっていた。
正直何度も諦めそうになったが、そのたびに世界の顔を思い出して何とかここまで頑張ることができた。掛け率の入力、人件費の計算、粗利益率の算出、原価計算も終わり、あとは見直して金庫に提出しデータを社長にとばすだけだ。
「良かった……ギリギリ間に合いそう……」
心奈との勝負の行方がかかっているこの見積の提出締め切りは明日金曜日の9時まで。今日は気の済むまで後悔のないよう、とことんこの見積りに向き合いたい。何ならここで朝を迎えても構わない。
──ガチャ。