世界くんの想うツボ〜年下ドS御曹司との甘い恋の攻防戦〜
「え?……何……言って……」
「籍入れちゃえば、ボスだって心奈だってどうしようもなくなるじゃん、後は二人でどっか遠くにいこ?俺ちゃんと仕事見つけるし、苦労させないって誓うから」
(……そんなことできるわけない……)
何もかも捨てて好きな人と結ばれることを願うには私は年を重ねすぎているから。
家族も仕事も捨てられない。
どちらも大切な私の人生の一部分だから。
「……もういい加減にしてっ!」
私は勢いよく世界を突き飛ばすと距離をとった。
「梅子さんっ」
すぐに世界の掌が伸びてくるが私はその掌を振り払い、ジャケットを突き返した。
「触らないでっ……私は仕事辞めるつもりも約束破るつもりもないからっ……これ返す!契約交際楽しかった、ありがとう」
「ちょっ、待てよ!」
私は世界に背中を向けると振り返らない。振り返れない。もう涙があふれてどうしようもできないから。
私は世界から逃げるように屋上階段を一気に駆け下りた。
「籍入れちゃえば、ボスだって心奈だってどうしようもなくなるじゃん、後は二人でどっか遠くにいこ?俺ちゃんと仕事見つけるし、苦労させないって誓うから」
(……そんなことできるわけない……)
何もかも捨てて好きな人と結ばれることを願うには私は年を重ねすぎているから。
家族も仕事も捨てられない。
どちらも大切な私の人生の一部分だから。
「……もういい加減にしてっ!」
私は勢いよく世界を突き飛ばすと距離をとった。
「梅子さんっ」
すぐに世界の掌が伸びてくるが私はその掌を振り払い、ジャケットを突き返した。
「触らないでっ……私は仕事辞めるつもりも約束破るつもりもないからっ……これ返す!契約交際楽しかった、ありがとう」
「ちょっ、待てよ!」
私は世界に背中を向けると振り返らない。振り返れない。もう涙があふれてどうしようもできないから。
私は世界から逃げるように屋上階段を一気に駆け下りた。