世界くんの想うツボ〜年下ドS御曹司との甘い恋の攻防戦〜
私はデスクに戻ると、明菜が淹れてくれた湯飲みの中の緑茶を見つめた。
珍しく茶柱が一本立っている。
「梅将軍、茶柱ですね、いい事あるかもですね」
「そうね……ありがと」
あんなに動揺しながら講義をしたのは初めてだった。講義を終えるとすぐに次の経理課の事務的な説明が始まったため、あのガキンチョと会話することはなかったが本当に驚いた。
(てゆうか、驚いたからって私を呼び捨てにするなんてどういうつもりよ)
まさか朝マンション前で会ったガキンチョが、自分の会社に新入社員として入社してくるなんてまだ信じられない。おまけにさっきでパソコンで確認したらガキンチョの配属は見積課になっていた。それも急遽うちへの配属が決まったらしく、社長承認の日付は今日付けだった。
(……なんで見積課?)
見積課は忙しいながらも人手は足りているし、新入社員のほとんどは花形の営業課への配属が圧倒的に多い。この女所帯の見積課に男子社員、それも新入社員が配属されるなんて前代未聞のことだ。
「梅将軍どうかされました?」
「う……ん」
私は昨日、見積課配属が決まった新入社員の名前をパソコン画面でもう一度確認する。
(間違いないな……)
「あ、わかった、梅将軍!もしかして社長の甥っ子さん見たんですか?イケメンすぎて放心状態とか?」
私はパソコンから顔を上げると、あわてて首を振った。
「ちがうちがう。朝会った生意気なガキンチョが新入社員でうちに入ったのよ、おまけに見積課配属」
「えぇっ!すっごい偶然ですね!世界級イケメンなんですよね!?」
「まあ……」
(性格は最悪だけどね……)
珍しく茶柱が一本立っている。
「梅将軍、茶柱ですね、いい事あるかもですね」
「そうね……ありがと」
あんなに動揺しながら講義をしたのは初めてだった。講義を終えるとすぐに次の経理課の事務的な説明が始まったため、あのガキンチョと会話することはなかったが本当に驚いた。
(てゆうか、驚いたからって私を呼び捨てにするなんてどういうつもりよ)
まさか朝マンション前で会ったガキンチョが、自分の会社に新入社員として入社してくるなんてまだ信じられない。おまけにさっきでパソコンで確認したらガキンチョの配属は見積課になっていた。それも急遽うちへの配属が決まったらしく、社長承認の日付は今日付けだった。
(……なんで見積課?)
見積課は忙しいながらも人手は足りているし、新入社員のほとんどは花形の営業課への配属が圧倒的に多い。この女所帯の見積課に男子社員、それも新入社員が配属されるなんて前代未聞のことだ。
「梅将軍どうかされました?」
「う……ん」
私は昨日、見積課配属が決まった新入社員の名前をパソコン画面でもう一度確認する。
(間違いないな……)
「あ、わかった、梅将軍!もしかして社長の甥っ子さん見たんですか?イケメンすぎて放心状態とか?」
私はパソコンから顔を上げると、あわてて首を振った。
「ちがうちがう。朝会った生意気なガキンチョが新入社員でうちに入ったのよ、おまけに見積課配属」
「えぇっ!すっごい偶然ですね!世界級イケメンなんですよね!?」
「まあ……」
(性格は最悪だけどね……)