世界くんの想うツボ〜年下ドS御曹司との甘い恋の攻防戦〜
ベッドには月明かりが差し込んでいて、世界が私を抱きかかえるようにして眠っている。
お風呂に一緒に入った後、世界に求められるまま身体を重ねたが、最近の世界は私とのセックスを何かの不安解消にしているような気がしてならない。
決して抱き方が乱暴というわけじゃなくてむしろ逆だ。私が傍にいることを確かめて安心するように丁寧に何度も身体中を愛撫してから行為に及ぶ。
「……何かあったの?」
まつ毛を揺らして眠る世界はいつもと変わらないのに、時折見せるいつもと違う世界の表情に心配でたまらなくなる。
「……さっき……どうしてあんなこと聞いたの……?」
浴室で世界がまさかあんなことを聞いてくるとは思わなかった。
上手く言えずに曖昧な返事になってしまったが、世界があんなことを聞くなんて何か理由があるんじゃないだろうか?少なくとも世界は、私の仕事も仕事に対する姿勢も思いも十分理解してくれていて、ただ何となくであんなことを聞くほど子供じゃない。
「……結婚したら……家に入ってほしいの?」
両親を亡くしている世界は温かい家庭というものに憧れを持っているのかもしれない。寂しい子供時代を過ごしたからこそ、仕事から帰ってきたら世界を子供と一緒に出迎え、家族で食卓を囲みたわいない会話をする。そんなささやかな温もりと幸せのある生活を無意識に求めているのかもしれない。
(仕事を……やめる、か……)
もし世界に、仕事をやめて家に入って欲しいと、はっきりとそう言われたら私はどうするだろう?
世界のことは何より誰よりどんなことより大切だ。でも仕事も私の体の一部分と言っていいほど大切で生きがいだといえる。簡単に手放すことなど到底出来ない。
私は世界の腕をそっと持ち上げ起こさないようにベッドから降りると、グラスに水を注いだ。
冷たい水分が喉を通過して胃にしみ込んでいく。不安も心配も飲み込むように私は一気に流し込んだ。
お風呂に一緒に入った後、世界に求められるまま身体を重ねたが、最近の世界は私とのセックスを何かの不安解消にしているような気がしてならない。
決して抱き方が乱暴というわけじゃなくてむしろ逆だ。私が傍にいることを確かめて安心するように丁寧に何度も身体中を愛撫してから行為に及ぶ。
「……何かあったの?」
まつ毛を揺らして眠る世界はいつもと変わらないのに、時折見せるいつもと違う世界の表情に心配でたまらなくなる。
「……さっき……どうしてあんなこと聞いたの……?」
浴室で世界がまさかあんなことを聞いてくるとは思わなかった。
上手く言えずに曖昧な返事になってしまったが、世界があんなことを聞くなんて何か理由があるんじゃないだろうか?少なくとも世界は、私の仕事も仕事に対する姿勢も思いも十分理解してくれていて、ただ何となくであんなことを聞くほど子供じゃない。
「……結婚したら……家に入ってほしいの?」
両親を亡くしている世界は温かい家庭というものに憧れを持っているのかもしれない。寂しい子供時代を過ごしたからこそ、仕事から帰ってきたら世界を子供と一緒に出迎え、家族で食卓を囲みたわいない会話をする。そんなささやかな温もりと幸せのある生活を無意識に求めているのかもしれない。
(仕事を……やめる、か……)
もし世界に、仕事をやめて家に入って欲しいと、はっきりとそう言われたら私はどうするだろう?
世界のことは何より誰よりどんなことより大切だ。でも仕事も私の体の一部分と言っていいほど大切で生きがいだといえる。簡単に手放すことなど到底出来ない。
私は世界の腕をそっと持ち上げ起こさないようにベッドから降りると、グラスに水を注いだ。
冷たい水分が喉を通過して胃にしみ込んでいく。不安も心配も飲み込むように私は一気に流し込んだ。