世界くんの想うツボ〜年下ドS御曹司との甘い恋の攻防戦〜
「今度……聞いてみようかな」
世界が抱えていることを正直に私に話してくれるのかは分からないが、もし何か不安や心配事があるならば二人で半分に分け合いたい。二人で何でも分け合って寄り添って歩いていきたいから。
私はグラスをシンクに置くと暗闇の中、月明かりを頼りに寝室へと足を向ける。
「きゃ……」
ベッドに戻ろうとして、私は足元の何かに躓きバランスを崩す。慌てて足先を踏ん張った。
「……痛っ……何?」
なんとか転ばずに済んだが目を凝らせば世界の鞄が倒れていて中から書類が散らばっている。
「あ……世界くんの鞄蹴っちゃったんだ……」
私はしゃがみ込むと直ぐに書類を拾い上げていく。
「あ……れ?」
私は目の端に映った文字に目を細めると、書類すべてかき集め、月明かりに照らし文字を追っていく。そしてすぐに月明かりに浮かんだ書類に目を通して固まった。
「え?イタリア家具……デザイナーって……」
そこには世界が在学中に出したコンテストで新人賞を受賞したこと、イタリアの老舗高級家具ポルトルーナで家具製作チームで働かないかと打診が来ていること、その期限が三年間であること。お給料面は勿論、デザイン・家具作製のノウハウ・海外マーケティングまで学べると記載されておりそのほかも好条件の文言がずらりと並んでいる。
「すごい……世界くん……あっ」
私は唇を無意識に噛み締めていた。
(もしかして世界くん……このことを悩んで……)
世界が抱えていることを正直に私に話してくれるのかは分からないが、もし何か不安や心配事があるならば二人で半分に分け合いたい。二人で何でも分け合って寄り添って歩いていきたいから。
私はグラスをシンクに置くと暗闇の中、月明かりを頼りに寝室へと足を向ける。
「きゃ……」
ベッドに戻ろうとして、私は足元の何かに躓きバランスを崩す。慌てて足先を踏ん張った。
「……痛っ……何?」
なんとか転ばずに済んだが目を凝らせば世界の鞄が倒れていて中から書類が散らばっている。
「あ……世界くんの鞄蹴っちゃったんだ……」
私はしゃがみ込むと直ぐに書類を拾い上げていく。
「あ……れ?」
私は目の端に映った文字に目を細めると、書類すべてかき集め、月明かりに照らし文字を追っていく。そしてすぐに月明かりに浮かんだ書類に目を通して固まった。
「え?イタリア家具……デザイナーって……」
そこには世界が在学中に出したコンテストで新人賞を受賞したこと、イタリアの老舗高級家具ポルトルーナで家具製作チームで働かないかと打診が来ていること、その期限が三年間であること。お給料面は勿論、デザイン・家具作製のノウハウ・海外マーケティングまで学べると記載されておりそのほかも好条件の文言がずらりと並んでいる。
「すごい……世界くん……あっ」
私は唇を無意識に噛み締めていた。
(もしかして世界くん……このことを悩んで……)