世界くんの想うツボ〜年下ドS御曹司との甘い恋の攻防戦〜
──今日は月曜日。楽しかった週末が終わりまたいつもの朝が始まる。
(土日、あっという間だったな)
週末は二人でぶらぶらと調理器具を見にいき、人気のベーグル専門店でベーグルをテイクアウトをして、嫌がる世界を宥めて『暴れすぎ将軍』のDVDをみながら二人で食べた。
そして夜も二人でたわいもない話をしながら同じものを食べ、同じベットで寄りそって眠る。
ただそれだけのことが幸せで、世界との時間はいつもあっという間に過ぎていく。
こんなささやかな日常に幸せを感じて、私の中ではもうなくては生きていけないほどに世界が身体の一部になってしまっていて、自ら手を離すことがこわくてたまらない。
何度も何度も世界のイタリア行の件を頭に浮かべてはぐるぐる迷宮の中をさまよっている。答えはもう決まってるはずなのに。世界を見れば心は揺らぐ。
「梅子さん?どした?」
隣を見れば、世界がエレベーターの扉を開き、見積課の三階フロアと世界の秘書室がある最上階のボタンを押しながら私をのぞき込んでいた。
「えっと、何でもない……」
平然を装ってそう答え、エレベーターに盛り込めば、すぐにエレベーターは上へと加速していく。
「なんか梅子さん、この土日……上の空の時あったから心配で」
(あ……やばい……)
私は髪を耳に掛けながら、咄嗟の言い訳を口に吐く。
「今日から……大きな現場の見積りがあって、その心配っていうか……」
大きな現場の見積りの話は本当だ。でも別に作成には慣れているし、提出期間までには十分に仕上げられる内容の為、困っているというのは嘘だ。
そして私はその言葉を吐いたことに、しまったと心の中で唇を噛んだ。
(土日、あっという間だったな)
週末は二人でぶらぶらと調理器具を見にいき、人気のベーグル専門店でベーグルをテイクアウトをして、嫌がる世界を宥めて『暴れすぎ将軍』のDVDをみながら二人で食べた。
そして夜も二人でたわいもない話をしながら同じものを食べ、同じベットで寄りそって眠る。
ただそれだけのことが幸せで、世界との時間はいつもあっという間に過ぎていく。
こんなささやかな日常に幸せを感じて、私の中ではもうなくては生きていけないほどに世界が身体の一部になってしまっていて、自ら手を離すことがこわくてたまらない。
何度も何度も世界のイタリア行の件を頭に浮かべてはぐるぐる迷宮の中をさまよっている。答えはもう決まってるはずなのに。世界を見れば心は揺らぐ。
「梅子さん?どした?」
隣を見れば、世界がエレベーターの扉を開き、見積課の三階フロアと世界の秘書室がある最上階のボタンを押しながら私をのぞき込んでいた。
「えっと、何でもない……」
平然を装ってそう答え、エレベーターに盛り込めば、すぐにエレベーターは上へと加速していく。
「なんか梅子さん、この土日……上の空の時あったから心配で」
(あ……やばい……)
私は髪を耳に掛けながら、咄嗟の言い訳を口に吐く。
「今日から……大きな現場の見積りがあって、その心配っていうか……」
大きな現場の見積りの話は本当だ。でも別に作成には慣れているし、提出期間までには十分に仕上げられる内容の為、困っているというのは嘘だ。
そして私はその言葉を吐いたことに、しまったと心の中で唇を噛んだ。