世界くんの想うツボ〜年下ドS御曹司との甘い恋の攻防戦〜
──三年後。
「梅将軍、田中インテリア産業さんの追加の見積完了です。次の見積り依頼くださいっ」
明菜が私に完成した見積の束を差し出しながらオレンジベージュのルージュを引き上げた。
「あら、明菜ちゃんやけに張り切ってるのね。何かいいことでもあったの?」
「え?いや別にないですけど……えっとその明日有給いただくので……」
「あ、誕生日っていってたものね。誰かとイタリアンにいくんだっけ?」
「えと、そうですね……」
明菜は頬を染めながら少し俯く。最近明菜はより綺麗になった。理由はわかっているのだが明菜は未だに恥ずかしがって、私にはっきりとその存在についての明言を避けている。
その時ガチャリと扉が開き、女だらけの見積課がいつものように騒がしくなる。
「梅子いる?」
「あ、ここよ」
私が手を上げれば、その男は図面片手に真っすぐにこちらに歩み寄って来ると、明菜を見て少しだけ困惑した顔をした。
「これはこれは、TONTONの営業本部長がわざわざ私のとこにくるなんて、どうせ急ぎの案件なんでしょうね」
「まだ本部長の実感ないけどね」
殿村が肩をすくめて見せた。
「梅将軍、田中インテリア産業さんの追加の見積完了です。次の見積り依頼くださいっ」
明菜が私に完成した見積の束を差し出しながらオレンジベージュのルージュを引き上げた。
「あら、明菜ちゃんやけに張り切ってるのね。何かいいことでもあったの?」
「え?いや別にないですけど……えっとその明日有給いただくので……」
「あ、誕生日っていってたものね。誰かとイタリアンにいくんだっけ?」
「えと、そうですね……」
明菜は頬を染めながら少し俯く。最近明菜はより綺麗になった。理由はわかっているのだが明菜は未だに恥ずかしがって、私にはっきりとその存在についての明言を避けている。
その時ガチャリと扉が開き、女だらけの見積課がいつものように騒がしくなる。
「梅子いる?」
「あ、ここよ」
私が手を上げれば、その男は図面片手に真っすぐにこちらに歩み寄って来ると、明菜を見て少しだけ困惑した顔をした。
「これはこれは、TONTONの営業本部長がわざわざ私のとこにくるなんて、どうせ急ぎの案件なんでしょうね」
「まだ本部長の実感ないけどね」
殿村が肩をすくめて見せた。