世界くんの想うツボ〜年下ドS御曹司との甘い恋の攻防戦〜
梅子は俺から距離をとると、おずおずとアイスティーに口づける。恥ずかしそうに飲む姿を見ていると、もっと意地悪をして梅子を困らせたくなる。はやく俺だけを見て欲しくてたまらなくなる。返されたアイスティーのストローには梅子のつけているピンクべージュの口紅が少しだけついた。
「こっち見ないでっ……も、いいでしょ」
「そうすね、とりあえずは」
「とりあえずって何よっ」
「そんなのマジで自分で考えて」
もっと触れたくなる。手を伸ばしたくなる。俺ばっかり想いが加速していく。
つぎは間接キスなんて子供じみたモノなんかじゃやっぱり足りない。梅子の頬に触れて、どんなに困った顔をされても俺の唇でそのまま梅子の唇を塞いでしまいたい。
「あ……」
梅子がふと前方に視線を向けた。
「どしたんすか?」
「ちょっと行ってくる」
梅子は立ち上がると着物姿の年配女性に後ろから声をかけた。
「あの、良かったら座席探しましょうか?」
「まぁ、親切にありがとう。ちょっと文字が小さくて見づらくて」
梅子は微笑むと女性が大切そうに握りしめているチケットをのぞき込み、こちらに向かって女性と共に歩いてくる。俺は気づけば顔がほころんでいた。
(こうゆうとこツボだな、自然と気遣いができるってゆうか)
まだ一緒に働いたのは一日だけだが梅子のさりげない気遣いを俺は隣のデスクから見ていた。何気ない会話の中から喉の調子の悪そうな部下がいれば、梅子の元に出来上がった見積書を持ってきた際にそっとのど飴を渡していたり、小さな子供のいる、家庭ある部下に対しては定時に上がれるよう自分が仕事を引き継いで残業をさせないようにしていた。
「こっち見ないでっ……も、いいでしょ」
「そうすね、とりあえずは」
「とりあえずって何よっ」
「そんなのマジで自分で考えて」
もっと触れたくなる。手を伸ばしたくなる。俺ばっかり想いが加速していく。
つぎは間接キスなんて子供じみたモノなんかじゃやっぱり足りない。梅子の頬に触れて、どんなに困った顔をされても俺の唇でそのまま梅子の唇を塞いでしまいたい。
「あ……」
梅子がふと前方に視線を向けた。
「どしたんすか?」
「ちょっと行ってくる」
梅子は立ち上がると着物姿の年配女性に後ろから声をかけた。
「あの、良かったら座席探しましょうか?」
「まぁ、親切にありがとう。ちょっと文字が小さくて見づらくて」
梅子は微笑むと女性が大切そうに握りしめているチケットをのぞき込み、こちらに向かって女性と共に歩いてくる。俺は気づけば顔がほころんでいた。
(こうゆうとこツボだな、自然と気遣いができるってゆうか)
まだ一緒に働いたのは一日だけだが梅子のさりげない気遣いを俺は隣のデスクから見ていた。何気ない会話の中から喉の調子の悪そうな部下がいれば、梅子の元に出来上がった見積書を持ってきた際にそっとのど飴を渡していたり、小さな子供のいる、家庭ある部下に対しては定時に上がれるよう自分が仕事を引き継いで残業をさせないようにしていた。