世界くんの想うツボ〜年下ドS御曹司との甘い恋の攻防戦〜
「なに?」
「その……私」
「本当のことしか言ってないから。俺、梅子さんと付き合えてうれしいし、正直舞い上がってるし。さっきみたいに梅子さんがさりげなく気遣いのできるとこも好きだなって思ったし、自慢の彼女ってゆうかさ」
そこまで言ってさすがに照れくさくなった俺は口元を覆った。
「すいません、こんなとこで」
小声とはいえ、このタイミングで言っても良かったのかと聞かれれば違う気がした。勢いに任せて言ってしまったが子供っぽかっただろうか。
(やばいな、自分がわかんなくなってくる)
今までもたくさん恋愛はしてきたが、どれも浅くて体の関係がメインだった。所詮俺の見た目とスペックで言い寄ってくる女しか周りにいなかったから、本気で知りたいと思う女も俺のことを知ってほしいと思う女もいなかった。
「世界くん、ありがと……」
「え?」
「なんか、その……私のことそんな風にいってくれて嬉しかったから」
梅子はそれだけ言うとすぐに俺から顔をそらす。そして梅子の指先が俺の掌から逃げ出そうとする。
「もうちょっとだけ手つながせて」
「えっと……」
梅子が悩んでいる間に映画館にブザーの音が鳴り響く。
舞台に目を遣れば直ぐに、大歓声と共に舞台袖から着物姿の男性がマイク片手に現れ、梅子が小さく悲鳴を漏らした。
「その……私」
「本当のことしか言ってないから。俺、梅子さんと付き合えてうれしいし、正直舞い上がってるし。さっきみたいに梅子さんがさりげなく気遣いのできるとこも好きだなって思ったし、自慢の彼女ってゆうかさ」
そこまで言ってさすがに照れくさくなった俺は口元を覆った。
「すいません、こんなとこで」
小声とはいえ、このタイミングで言っても良かったのかと聞かれれば違う気がした。勢いに任せて言ってしまったが子供っぽかっただろうか。
(やばいな、自分がわかんなくなってくる)
今までもたくさん恋愛はしてきたが、どれも浅くて体の関係がメインだった。所詮俺の見た目とスペックで言い寄ってくる女しか周りにいなかったから、本気で知りたいと思う女も俺のことを知ってほしいと思う女もいなかった。
「世界くん、ありがと……」
「え?」
「なんか、その……私のことそんな風にいってくれて嬉しかったから」
梅子はそれだけ言うとすぐに俺から顔をそらす。そして梅子の指先が俺の掌から逃げ出そうとする。
「もうちょっとだけ手つながせて」
「えっと……」
梅子が悩んでいる間に映画館にブザーの音が鳴り響く。
舞台に目を遣れば直ぐに、大歓声と共に舞台袖から着物姿の男性がマイク片手に現れ、梅子が小さく悲鳴を漏らした。