世界くんの想うツボ〜年下ドS御曹司との甘い恋の攻防戦〜
(あれ……?)
どのくらい目を瞑ってただろうか。そっと瞼を開ければ世界がにんまり笑っている。
「期待した?」
「ばかねっ、してない!ちょっと驚いただけ」
「ふうん、あんまりがっついたら嫌われそうだから、今日はこれで我慢してあげます」
世界が指先を絡めた掌を満足げに眺めながら立ち上がると、私のことも引っ張り上げる。
「ってことでスーパー寄ってかえろ」
「へ?ちょっと……」
「今日は梅子さんに何つくってあげよっかなー」
世界は料理アプリを開くとスマホ片手に、当たり前のように私の手を引いていく。強引で生意気ですぐ噛みつこうとする年下ワンコの罠にはまっていくことに戸惑いは隠せない。でも……。
(でも……どうしよう。ちっとも……嫌じゃない……)
まだ出会ったばかりなのに世界に手を引かれれば、安全地帯の浅瀬からいつもは決して行かない危険で未知の深い海の方へとどんどん足が勝手に進んでいく。一度行けば後戻りできなくなるのはわかっているのに止められない。
「ね、これどう?」
世界のスマホには『年上 彼女 喜ぶメニュー』の検索とともにおいしそうなハンバーグの画像が映並んでいる。
「おいしそうね……」
「お、今日は素直じゃん」
世界が満足そうに「じゃあこれね」とニカっと笑った。
どのくらい目を瞑ってただろうか。そっと瞼を開ければ世界がにんまり笑っている。
「期待した?」
「ばかねっ、してない!ちょっと驚いただけ」
「ふうん、あんまりがっついたら嫌われそうだから、今日はこれで我慢してあげます」
世界が指先を絡めた掌を満足げに眺めながら立ち上がると、私のことも引っ張り上げる。
「ってことでスーパー寄ってかえろ」
「へ?ちょっと……」
「今日は梅子さんに何つくってあげよっかなー」
世界は料理アプリを開くとスマホ片手に、当たり前のように私の手を引いていく。強引で生意気ですぐ噛みつこうとする年下ワンコの罠にはまっていくことに戸惑いは隠せない。でも……。
(でも……どうしよう。ちっとも……嫌じゃない……)
まだ出会ったばかりなのに世界に手を引かれれば、安全地帯の浅瀬からいつもは決して行かない危険で未知の深い海の方へとどんどん足が勝手に進んでいく。一度行けば後戻りできなくなるのはわかっているのに止められない。
「ね、これどう?」
世界のスマホには『年上 彼女 喜ぶメニュー』の検索とともにおいしそうなハンバーグの画像が映並んでいる。
「おいしそうね……」
「お、今日は素直じゃん」
世界が満足そうに「じゃあこれね」とニカっと笑った。